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重飲食とは?軽飲食との違いを解説!居抜きだと低予算で理想!?

重飲食とは?軽飲食との違いを解説!居抜きだと低予算で理想!?
“飲食業を始めるために店舗を借りよう!”と物件を探したときに「重飲食の営業も可能」「軽飲食の営業のみ可能」といった説明を見たことあるかもしれません。重飲食とはどのような業態を指すのでしょうか?
実は、重飲食と軽飲食の境界は曖昧で、定義や具体的な業種を知らない方も多いと思います。

そこで今回は「重飲食」と「軽飲食」の違いを分かりやすく解説します。また居抜き物件がいい理由も一緒に解説しますね。是非ご参考ください(^^)

重飲食と軽飲食の違いとは?

重飲食とは?軽飲食との違いを解説!居抜きだと低予算で理想!?
一般的な重飲食と軽飲食の意味や異なる点を分かりやすく解説します。 ただし、重飲食と軽飲食という用語には明確な定義があるわけではありません。物件の管理者ごとに概念の捉え方が違う可能性があることも押さえておきましょう。

重飲食とは?

重飲食とは、煙・におい・油などが多く出る調理が必要な料理を提供する業種のこと

具体的には、以下のような飲食業種が重飲食にあてはまります。

  • ラーメン店
  • 中華料理店
  • 焼き鳥店
  • 焼肉店
  • 鉄板焼き店
  • お好み焼き店 など

大規模な排気設備や機能の高い排水設備などを必要とするため、物件を選ぶ際にも以下のような設備や条件を考慮しなければなりません。

  • 調理の際に火力が必要となるため壁や天井は難燃性の壁紙を使用する
  • 廃油が排水に流れないようにトラップを設置する
  • 煙やにおいがそのまま外部に出ないように排煙設備を整える など

軽飲食とは?

「軽飲食」とは、重飲食よりも調理の規模が小さい飲食業種を指すのが一般的です。具体的には、調理の際に油や火の使用が少なく、主に飲料や軽食を提供する場合などです。重飲食ほどの大掛かりな設備は必要なく、家庭でも使えるような調理器具や一般的な排気設備や給排水設備で十分な飲食店になります。

例えば、以下のような飲食店は軽飲食に分類されます。

  • カフェ
  • バー
  • スナックなど

明確な定義はなく線引きが微妙

先ほど説明した通り、大まかには業態の違いによって分けられています。
しかしその分類方法では、営業している業態ですべてをきっちりと線引きするのは無理のあるケースが出てくるのです。

たとえばカフェであっても、本格的な料理の提供の有無や、導入する厨房設備によって重飲食に分類される可能性もあります。
喫茶店は、多くの場合で軽飲食に分類されますが、自家焙煎でコーヒーを提供する店舗は、火力を多く必要とする上に煙やにおいも出るため、重飲食とされる場合があるのです。パンやケーキを自店舗の窯で焼いて提供するカフェなども、同様のケースとなります。
軽飲食か重飲食かの判断については、貸主や不動産仲介業者にゆだねる部分が非常に大きくなります。

重飲食不可な物件が多い理由

重飲食とは?軽飲食との違いを解説!居抜きだと低予算で理想!?
飲食店の物件を探していると、「重飲食不可」としている物件を多く目にするかもしれません。軽飲食と比較して、重飲食の営業のほうが制限される場合が多い理由を解説します。

設備容量がオーバーしやすいため

重飲食の場合、設備の容量が大きく、物件の規模をオーバーしてしまうケースが多いことが挙げられます。軽飲食に比べて、火力や排気などが必要となる機会が多いため、そういった調理に対応できるような大掛かりな設備が必要です。 しかし、そもそも大規模な調理設備がなかったり、後ほど設備を設置する場合にも物件の状態によっては設置自体できなかったりするケースもあります。

軽飲食用の設備しかなくても、「どうしてもここの物件が良い」という場合は、新たに設備工事をしてから入居する必要があります。その際は、コストがかさんでしまう点に注意が必要です。

オーナーからの許可が得られないため

重飲食の場合、大掛かりな調理を行うため、物件に汚れや傷みが出やすかったり、においや煙などによって近隣の人からクレームが出やすかったりします。 また、「設備工事で建物に大きな穴を開けたくない」「においや煙による近隣トラブルを招きたくない」などの理由や火災リスクから、重飲食店舗の営業許可が降りないケースもあります。 場合によっては、物件の管理者に交渉することで入居を承諾してもらえるケースもありますが、通常の物件を借りる場合よりも厳密に審査されることが考えられます。

重飲食店舗で居抜きがいい理由

重飲食とは?軽飲食との違いを解説!居抜きだと低予算で理想!?
居抜き物件とは簡単にいうと「看板を変えれば明日からでも飲食店を営業できる状態」の物件のことです。
重飲食店舗をオープンさせるのに居抜き物件がなぜいいのかポイントを3つ解説します。

造作譲渡ができる場合がある

居抜き物件の一番のメリットでもある「造作譲渡」。前店舗の内装や設備がそのまま残っている状態で入居させてもらえること。
多くの場合、造作譲渡料は「一式」として見積られます。この一式には、内装・エアコン・トイレ・厨房器具等の設備全般が含まれます。
物件によっては前のお店で使っていたお皿や調理器具がきれいなまま残っていて譲ってもらえたりすることもあります。都度、大家に確認するといいでしょう。

設備や工事の費用が抑えられる

一般的に内外装や設備の工事に一番費用がかかります。
居抜き物件では内装や設備が前店舗から残っているため、工事費用が抑えられます。

居抜き物件でもすべてがそのまま使えるわけではなく、設備の状態や動作をよく確認する必要があります。使えると思っていた設備が古くて使えなかったり、保証が切れていてランニングコストや今後のことを考えると新品を入れた方がよかったりする場合もあります。
また、重飲食のお店は軽飲食のお店と比べて、店舗内に油汚れやにおいなどが溜まりやすく、ダクトの汚れがひどかったり、詰まっていたりする場合があり、長年の営業で積み重なった汚れは簡単に落ちないため、専門業者による清掃などが必要なケースもあります。(※物件を決める前に必ず業者を連れて一度見てもらいましょう!)
しかし、内装やインフラ工事など大きく費用がかかる部分の工事はせずに済みます。また契約終了の際にもスケルトンに戻す必要がなく、解体費用もかかりません。
スケルトンから開業や閉店する場合と比較すれば、工事費はかなり少なく済むでしょう。

開店までの期間が短く済む

居抜き物件では設備がほぼそのまま使用できるため、短期間で開業できるのがよい点としてあげられます。
賃貸物件では、営業前の工事期間にも賃料や共益費がかかります。
居抜き物件であれば必要最小限の工事で済むため、工事期間が短縮されて早くオープンできるのです。
早く営業できればその分、初期費用を早く回収できることになります。

まとめ

重飲食とは、煙・におい・油などが多く出る調理が必要な料理を提供する業種のこと。
軽飲食とは、家庭でも使えるような調理器具や一般的な排気設備や給排水設備で十分な飲食店のこと。
ただ、明確な定義はなく線引きが微妙でカフェであっても、本格的な料理の提供の有無や、導入する厨房設備によって重飲食に分類される可能性もあります。

居抜き物件は内装・エアコン・トイレ・厨房器具等の設備全般がそのまま使えることが多く工事費用や開店期間を短くできるのでおすすめです!
重飲食店舗を開業するには、まず居抜き物件に空きがないかを探しましょう!

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